[モノ][町歩き]ライツミノルタ

人間ドックの空き時間を使ってミュゼふくおかへ。博物館は、安藤忠雄の設計。
今の企画は、小中学生、高校生の写真展。
高校生の写真は、魚津高校の写真部は昔ながらの硬質の作りになっていたけれど、そのほかの高校は、とにかくシャッターを切っていく感覚の子が多かった。その傾向は、小中学生にも顕著で、どうやらデジカメらしいトイカメラ風のコントラストと、やけに寄っている感じが時代を現していた。もう少し写真ってどんなものかレクチャーしてやるといいのになあ、などと思った。多少思弁的な手続きでも、表現の特徴をちゃんと伝えておくことで自分が表したいものを具体的にできるものだろうと思う。
クラシックカメラの展示もやっていたのだが、この博物館の特徴はいくつかの実機が触れること。なかにあったのがこれ。ライツミノルタである。何と素晴らしいシャッター音。デジカメの音に使いたいくらいだ。
ボクの愛機A-1も嫌いではないが、シャッター音は明確に気に入らない。この博物館にあったものも同じ音だ。キャノンでも、F-1になるとずいぶん違う。カメラとはシャッターを切る行為なのだと実に単純なことに気づいた。