ガソリン

もともと安いものを探し回って節約するよりもルーチンの生活のなかで必要な経費はやむを得ないと考える向きである。どうしてもかかってくる費用には、あらがう必要をそれほど感じていない。だから、暫定税率の期限切れでガソリンが安くなっているといっても、いつも使っている、安心できるスタンドで入れる以外の方法を知らない。ガソリンは同じ店の同じものを入れた方がエンジンの調子に貢献できるのはわかりきったことで、そちらを優先している。
一昨日、いつものスタンドでガソリンを入れると、ボクらの仕事の関係の共同購入カードは4月1日給油分から税金の上乗せがなくなっていた。なるほど、そんな仕組みか。どのガソリンを入れたかではなく、その期間でどれだけのガソリンを入れたかで決まってくる仕組みのようだ。
このガソリンスタンドの粗密を見ていると、狂乱物価、石油ショック、トレペパニックを思い出す。あんまり、社会は成熟していないなと。そんな感じを抱いている。在庫分を考慮しないで値下げした店は、きっと再値上げの時に帳尻合わせを狙っている。そうでもないのかな。