語って説かず

朝日新聞の朝刊で開高健を特集していた。
そのなかで、開高健ノンフィクション賞の選考に関わっている人が出ていて、「語って説かず」と使っていた。なるほど、その通りだ。釣りながらいろいろ話しているが、内面からこぼれていることばが音声になっているだけで特にだれにどう伝えたいものではないらしい。
だから、そういうものを真似して書こうとすると、いつも編集者に叱られるのだな。