30人前

今年は40人前分の粉をいただいた。今日はそのうち30人前を打った。へたくそで、2時間ほどかかってしまった。もう少し速度を上げたいのだが、加水がなかなかつかめなかった。粉のせいである。
実は年末のそばは、ご近所の床屋さんにいただいた粉で打つのが定番となっている。床屋さんのご夫妻はおそばが好きで、いつも信州で買ってこられるのだ。ご家族分をそばにして渡して、あとはこちらの分とさせていただいている。
今年の粉は少し質が違っている。いわゆる、挽きぐるみというやつで、少しざらざらした感じと、皮が入り込んだ分だけ少々酸味を感じる。これを田舎蕎麦の味わいとするか、洗練されていないとするかは好みだろう。自然薯のようなつなぎが似合うように思うが、残念ながら今年は自然薯が手に入らなかった。柚子をずいぶんいただいたので、今度柚子切りにしようとも思っている。
お世話になりながら、渡せる人とそうでない人ができてしまっています。すみません。
結局加水53パーセントくらい。60に近くてもよかったようにさえ思える。粉によってずいぶん違うものだな。今日のは、のしがきつかった。左手首がもうがたがたである。紅白が終了する頃に食べることにする。