おこわ

御強と書くらしい。
父が好物にしていた大福屋さんでこしらえてもらった。
夕刻、すっかり夜の会合を忘れていたので、それを夕飯にした。黒豆の甘みがほどよく、実においしかった。
昔、赤いおひつに入って、届いたばかりのほかほかのを食べ過ぎて腹が痛くなったことがあった。
ばあちゃん(ほんとは、曾祖母)が少し固くなったのをにぎって海苔をつけて食わしてくれた。ばあちゃんの作るものは何でもうまかったなあ。