3つのヱビス

ヱビスに3種類あるのはよく知らなかった。
おなじみのオリジナルに、HOPというのが追加されていたが、シルクってのもあった。日本料理にでも合せようと思っているのか。
次男のちょっとした祝いに買ってきたが、ボクにはHOPが一番旨い。もともと苦味が好きなのだ。オリジナルは最近では少し甘く感じていて、そば屋でもちょっといけないと思う位に嗜好が偏ってきた。HOPの苦味はそばの前には鬼門であるし。飲むなら水みたいな酒だな。シルクは、キリンの失敗作GOLDみたいである。あれはひどいものだった。マーケットを完全に読み違えていた。この国は、保守なんである。スーパードライの成功は、1年中ビールを飲む、1年中風呂に入る、シャワーを浴びるなどという生活習慣の変化に適合した部分があって時節が合って受け入れられたが、新保守の時代にあの変化はいただけない。しかも、劇的ではなく、当たりの柔らかいものをもってくると、このポリフォニックで単純でものわかりが早すぎる大衆主義社会には、まったく何事なさすぎて宗旨替えを迫るには至らないのだ。白身魚ではなく、赤身の時代だ。カレイとヒラメの違いよりも、サバとマグロである。その中では、シルクもいけないはずだ。そのせいでほとんど見かけない。
次期、一番搾りはオールモルトになった。これは期待できる。本物らしさと価格がうまく合えば、マグロになれる。
と言いつつも、ウィスキー好きとしては、満を持して、「余市」を買ってきた。これはうまい。シングルモルトから離れられない。そんなものかなと考え直すと、焼酎なんかはほとんどシングルなわけだから、なるほど、指向としてはぶれがあるまい。
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琥珀もあるんだな。
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安価なシングルモルトである。次は、竹鶴もいいな。