ニレ池

過労気味なので体を休めろという忠告を無視して、心の疲れをほぐしに白馬へ。
久しぶりである。深い緑と青い空、白い雲。今年初めて夏を味わったような気になる。
ニレ池に着いたのがもう午後2時。激しい日差しでなかなか魚をかけている人はいない。
そこで先にお風呂に入ることにして倉下の湯へ。
風呂上がりの風に吹かれるように、90分券で遊ぶことにした。
今日は、ロングリフター。ベストを着ないでバックで釣りをすることにした。学校のバザーで100円で手に入れたコールマンのデニムのバック。適当に汚れていて気に入っている。帽子は麦わら帽。首には、塩の道ウォーク30周年記念のてぬぐい。
まずは、いつもの樹の下をねらうが、完全に見切られてしまう。アントの出来もあるのだろう。また、日光が強すぎてどうもシルエットがよくないらしい。そこで流入口が少し日陰になったので、グリフィスナットを使う。ここからは、飽きるほどの釣果。周りの人があまりかけていないのに、何だか気の毒になるくらいだったが、実は狙いも定めず魚群に落とせばかかるというつまらない釣りをしているのだ。
グリフィスナットは、#18。ハックルは刈り込んであり、少し大きいと反応はない。また、ハイフロートでないとやはりだめで、そこはティペットの影などの関係もあるのだろうが、1尾釣れるごとにフロータントなどの処理を行う。それと今日は一番重要だったのは合わせだ。これほど合わせに気遣ったことはない。一応、食いにはくるのだが、見極めが早くすぐに放してしまう。だから、フライをくわえたと同時に合わせてあげないとかからない。ここが今回のポイント。管理釣り場よりも渓流をフィールドにしている人はそこのところの慣れが違うので、そこらが釣果の差になる。
4時くらいからはユスリカが少し出てきたが、そのままでも十分に反応があるので、ほぼ同じパターンで過ごす。
最後は、排水口に低位している大型の魚を狙うがぴくりとも反応がない。そこで時間切れ。
画像は、今日一番がんばった奴。桟橋の下に潜り込み、ロッドを絞り込んでくれた。

おびなた方面から流れる清冽な流れ。スローシャッターで撮ってみたが、このあたりが安物の限界。どこか、もうひとつつっこんでくるような描写に欠ける。