圧倒的

中継がないと思いきや、BSで途中から中継が始まった。どうやら録画を少しずらして流すディレイ中継で、サイトにはもう結果が流れていた。それでも、KIAの左腕投手から小笠原がホームランを打ち、ちょうど反撃ムードの展開から流れたこともあり、ジャイアンツの圧倒的な力に畏れ入った。
小笠原、阿部、ラミレスの破壊力と勝負強さも光ったが、実は、キーになったのは工藤であると思っている。解説の門倉が話していたように韓国には、例えば、工藤とか、松本のようなネチネチした打撃の選手がいない。そのスタンスで、韓国の投手には怯えが見て取れた。そのまま四球。そこを足がかりに結局一気に寄り切ってしまった。
野球の質の違いをどう見るのか。メジャーリーグのような野球がいいという人もいれば、一昨年までの日本ハムのようなのがいいという人もある。いや、別に戦略に基づいた戦術が浸透するチーム力が備わっていればそれでいいという話もある。今のジャイアンツのスタイルは、後者のよい証左となっている。それをどんなスタイルで打ち砕くのか、今季最終戦を見ながら、期待をしてみているが、まさかオリックスということだけはあるまいと思うボクは、ちょっと偏向しているかも知れない。一番の期待は、広島。野村がどんな野球を、というよりは、大野がどんなチーム作りをするのかとても楽しみである。
今季も、これで終了。
たくさん楽しませてもらったシーズンになった。