高橋尚成FA宣言

おそらくそうするのだろうと思われていたが、きっとそうなるだろうと思われた横浜に尾花監督ではさすがに海外くらいしかあるまい。メジャーは左腕不足だというし。
ベストピッチは、ルーキーイヤーの日本選手権。スクリュー(というか、この人のはシンカーという方が似合っていると思うが)とスライダーのコンビネーションがとてもよかった。この頃のスライダーはちょっと浮き上がって右打者の内角に切れ込んでいく感じがあった。同じ腕の振りから外角いっぱい、ボール1個分の出し入れでストライクになったり、ボールにしたりと絶妙であった。中継ぎ降格の翌年は前半とてもよかったのだが、むらっ気なのか、単調なのか、結局当確に近かった最多勝に届かなかった。ちょうど、今年の館山のようなペースだったんだが。
今年はハムの藤井並みの信頼感。7回に届くこともなく、どこか見捨てられた感じがあった。
メジャーなら振りが小さく食い込んでくるような投球がけっこう生きるように思う。日本人の先発投手が今ひとつだけに、案外行けるのかも知れない。
でも、日本でもいいんじゃないのと思ったが、夢は夢だったか。そういうものに挑戦できるということよりも、それを夢だとして賭けられるものがあるのは羨ましい。