大津波

どうやら、それほどの被害はなさそうでほっとした。
こうやって大山鳴動してネズミ一匹のような状況だと、以前は「何もなかったらどうするんだ」とか、「大騒ぎしすぎだ」などと沸騰したものだが、この頃は万が一をしっかりと受け止められる社会になってきたように思う。
実際、1メートル20センチメートルも潮位が変化するのは剣呑きわまりない。
地球の向こう側からふいに大きな波が押し寄せた50年前は、まさに青天の霹靂だったろうと思う。