起きてしまった

何だか体が重くて起きてしまった。
このところ、イベントに関わっていて忙しさが募っている。サイトの更新にかじりついたままだ。
トイレに向かうと、天の川がきれいだ。空はちゃんと秋の空気に入れ替わっている。なのにこの重い暑さはどうしたものだ。昨日の草刈りが案外応えているのか。年を取ったなあ。新しいことに踏み出せない。
このところ毎日テレビに顔を出している人もそうだ。昭和の時代のことを繰り返している。
沖縄の問題はみんなで知恵を出し合って解決する。
無駄を省けば必ず財源は出てくる。
地方に一括交付金で渡すんだ。
など、本気で言っているのかどうか疑わしい。
沖縄の問題では知恵が出ないから苦労している。腹案はあるが今は出せないというのは詐欺に近い。それで迷走した首相もいる。なのに、新聞の投書や街頭のインタビューでは支持する沖縄の人がいる。人がいいんだろう。確かに、知り合いの沖縄の人はみんないい人だ。
無駄はなかなか省けない。白い服の人の切り捨てはかっこうよかったけれど、財政は構造的に赤字で、固定経費のようにどうにも削りようがないものがどっしりと居座っている。これは体質だ。簡単なダイエットでやせられるものではなく、財政構造を変革する以外には抜本的な解決がない。高速道路の政策を影から口をはさんでマニフェストから遠ざけた張本人がマニフェストに従えという。この変節を支持者たちは、政治的なセンスという。
地方は今も同じ仕事をしているから地方に財源を渡すんだと言っているけれど、交付金の算定を完全にオープンにできるんだろうか。国が保証すべきことを地方に投げ出して、地方間格差を生む。ひところ「地方集権」と言っていた知事がいた。権力の集約構造を変化させるだけで、むしろ、裁量権をどこかに集約することで歪みが出てくる。
ひとつひとつのことばに全く信用ならない古い体質を抱えているのに、そこそこの支持が得られるのは、政治的なセンスと剛腕だという。前者については、前述した通り、そもそも政策的に古すぎる。俺に任せてくれが通用する社会ではなくなった。後者はむしろ論外。以前に陳情を一手に引き受けるなど、官僚から脱却して独裁になっただけじゃあなかったか。
ムラの選挙である。
迷走しているうちは足下があるけれど、どこかで闇雲にジャンプするんじゃないか。これだけ説得力のない人がどうしてとしか思えない。何かボクらの見えない場所での力の使い方があるのだろう。それは、官僚支配より恐ろしい。