レクサスHV

都道府県の知事がセンチュリーを買い換えてレクサスHVにしたそうな。
1400万円。今どきそれが知事の買い物かとも思うが、案の定、地元新聞にかかれまくった。センチュリーよりも300万円ほど高価だけど、燃費がよいので、燃料費で年間20万円弱節約できるので、14,5年で差額を吸収できるという。説明としては奇妙だな。センチュリーをベースに考えているからだろう。
前のクルマは、13年で14万キロメートルを走ったらしいので、年間1万キロメートルくらい走るとして、仮にセンチュリーが1リットルあたり5キロメートルしか走らないとすると、ガソリン価格を150円で考えると年間30万円。合っているかな。それで20万円節約するには、年間10万円の燃料費ってことになる。そうすると、ガソリン価格がもう少し安くなったことを考えても、600リットルから700リットル。仮に700リットルとしたら、1リットルあたり10キロメートル走るとして7000キロメートル。3000キロメートル分はどうするんだろう。そもそも年間7000キロメートルしか走らない専用車が要るんだろうか。
確か高知県では橋本知事の時にはハイヤーにしたはずだ。東国原知事は、ミニバンHVにしたと思う。それだと600万円弱。差額700万円。燃費が同じだとしてもそれだけの縮減で、さらに燃費が良い分、さすがに5リットルのHVほどには食わないと考えれば同等でも年間20万円で耐用年数の目安13年なら260万円。ざっと1000万円の節約になる。
動く知事室だと考えて欲しいとの言い訳だが、もし知事の選択なら是非もないし、さらに知事の御輿としてその位じゃないとと誰かが考えているのなら、県知事は殿様か。県都と県庁所在地を呼んで憚らない都道府県らしくはある。
400億円の役に立たない大きな橋を造ったことからすれば、みみっちいか。完成と同時に珍百景に出たらなかなかニュースだろうよ。
もっとも、年間400億円も新幹線につぎ込む都道府県もあるというから、それもたいしたことないのかも知れない。F1にでも参入すればいいのに。たぶん、それだけの資金力があれば、けっこうやれる。参入させてもらえるかどうかだけど。