収まらない

ふつう災害は時間を追って収束に向かうはずなのだが、メルトダウンの連鎖、被害情報の拡大、地震の誘発、余震、何も収まらない。
報道されていないけれど、原発では文字通りの決死の行動があるんだろう。
役場で対策会議をしていてそのまま津波に呑まれた町があるという。ヘッドクォーターを失って、どうやってガバナンスを維持するのだろう。
未曾有の出来事とは、こういうものだ。繰り返すが、生きている間に、こういうものを目の当たりにするとは思わなかった。自分のすぐそばで進行しているわけでもないのに、どきどきした感じがおさまらない。
今朝になって、メールが極端に減っていることに気付いた。携帯もパソコンも、どうでもいいセールスのメールが途絶して、個人のものだけになっている。少しでも、何かに振り分けていく努力がされているのだろうか。こうやってどうでもいいことをパソコンで書いているのも、実は非道だな。
停電が復旧したという仙台の街路樹がライトアップされていたのは異様だった。あの電気を落とすところまで手も、気も回らないのだろう。
今日は、でかける予定をもたない。家族が離れることに臆病になっている。