ニコンもなかなかやるな

このカメラが売れているという。なるほど、いい線を付いてきて、値段が少し安いと来ている。ニコンもなかなかコンシューマ向けになってきた。
このところ、ニコンの古いレンズを使っている。ジャンク寸前の廃棄品ばかりだが、2.4センチメートル、3.5センチメートル、5.5センチメートル、それに、植村直己が使っていたという標準ズーム。4/3マウントに付けているので焦点距離が倍になるのが使いにくいところだが、光学系に独特の調子のある古いレンズは撮影の仕上がりが楽しみになるという利点がある。フィルムカメラのおもしろさはそこだろう。意図したことと表現されたものに時間差や技術の出来不出来が介在する。

これが5.5センチメートルで撮影した庭のレモンバウム。雨の日だったかな。そういうしっとり感が出ていて、全体に色気のある写真になったと思っている。写真の出来はいい方じゃないけれど。

あ、これもそうだな。ようやく液晶のピントの取り方も慣れてきた。
実は、ニコンはもう少ししゃきっとした印象があって、それはそれで好きで、これまでにFMやF3なんかを使ってきた。操作性や動作が機械的で好きだったんだけれども、こうなってみるとレンズもいいかな。キャノンを使っていたせいで全く興味の対象から外していたけれど、ちょっとそういうレンズを探すのも悪くない。
また、余計な興味がわいてきたぞ。