栂池自然園

アルペンにしようか、クロカンにしようか迷っていたけれど、行き先は栂池。アルペンなら栂の森。クロカンなら自然園。結局、小さなエリアの栂の森なら、自然園にしようということに。いつも、白馬、小谷のコンビニのおにぎりが売り切れるので、地元で購入。現地には、9時すぎに到着。ゴンドラに乗って上部へ。案外人は少なく、栂の森はパッキングされたよい状態。1日ここで滑るとずいぶん上手になるだろうな〜とは思いながら、ロープウェイへ向かう。山スキーテレマークばかりの中で、クロカンはなかなか気持ちがいい。
ヘリはどうもあんまりお客さんがないらしくて、騒音が少ない。これはなかなかよいこと。エンジンが似合わないフィールドもある。
ロープウェイの中でもクロカンは珍しいのか、スタッフに話しかけられる。実際、惚れ惚れするような板や装備にあふれている。この時期の人たちはみんな本気だから、女性でもすごく形がいい。
ロープウェイの駅で、ガイドの注意を聞き、ヒュッテに向かう。ヒュッテは宿泊も営業中。ここにも、たくさんの惚れ惚れするような板がずらりと並ぶ。
自然園は快晴無風。どこまで行こうかと話しながら、とにかく、一度食事を取る。暑いくらいだ。白馬乗鞍、小蓮華山、白馬とすこぶる美しい。
大平原を自然園のエリアのはしに向かって歩く。夏道よりもずいぶん早い。スノーシューの人も多い。だけど、こういう雪の時にはクロカンの機動力はすさまじい。シール付きの山スキーの人たちがぜいぜい言っている横をすいすいすり抜ける。ここらは傾斜がないので、クロカンで十分なのだ。少々の勾配は開脚とジグザグで対応できる。
楠川を超えて奥のエリアに入ると人影もまばらだが、いくらか増えてきた。少し小高い丘を目指して、そこで本格的に昼食。全く静かで、本当に何時間でもここにいたいくらいだ。

相当にゆっくりと食事をして、2000メートルちょっとの丘の上を目指して、そこを折り返しに決める。何だかんだいいながらすっかり自然園の端まで来てしまった。大雪渓を間近にして、三山から五竜岳鹿島槍ヶ岳などを見渡し、すっかり満足。
折り返しはそれなりの下り。クロカンではきつい。真っ直ぐは無理なので、斜滑降を繰り返す。楠川への平原に入ると直滑降。叫びたくなるほどにスリルがあり、彼女は実際叫んでいた。
テレマークを履いた親子連れが何組か。小さい子は平気で雪の上を走っていた。大きな野原のようなものだ。
ヒュッテまで戻るとまだ昼過ぎ。コーヒーを飲んで、林道を下ることにした。神の田んぼへ入り、ゴンドラ駅へ。絶景と快適な柔らかい風に吹かれたいいツアーになった。
お風呂は、第二郷の湯。pH11にも及ぶアルカリ性のかけ流し温泉。相当にゆっくりと過ごし、八方を散策。スキー客の多さに驚いた。パノラマが普通に滑れるので、そりゃあいいだろう。やっぱり、ここでも本気のスキーヤーが多く、上手そうな人が惚れ惚れする板を持ち歩いていた。
ついでに、ヘッドのレストランで食事をして帰宅。ここは安くてなかなかうまいものを食わせてくれる。鰆の焼いたのをいただいた。
自宅に戻ってようやく日がくれた。一日遊ぶと、ゆっくりと眠れるなあ。
もう何回か行けるかな、スキーも。