EDCってやり方があるそうな

鉄ちゃんというほどではないけれど、鉄道は好き。父が国鉄にいたし、すぐそばを鉄道が走っていることもあるんだろうね。鉄道の記事は興味深い。
ななつぼしとかいう豪華特急が運行され、富山県内の在来線にも入ってくるって話が、地方紙に載っていた。よく見ると、2016年なので、在来線なくなっているじゃないかと突っ込みたくなった。どうもこの地方紙にそういうところがおかしい。城端線氷見線を走るってことか。あ、高山線でもいいか。
別の記事でも、2013年12月に黒部宇奈月温泉駅に新幹線の試験運行列車が到着して、県内区間でも2014年夏には試験運行が始まるとあって、そうか、黒部川以東は富山県外なのだなと、またまた僕のルサンチマンを刺激する。
それは、ちょっと遠ざけておいて、気になったのは、車両。非電化区間とか、軌道の違いはどうにもならないとして、交直流とか、周波数の差とか、どうするんだろうと。交直流は今でもまたぐ電車も機関車もあるんだけれど、非電化区間は無理だろうと思っていたら、ディーゼルエレクトリックの機関車をこしらえるようで、なるほどと。つまり、ディーゼルの発電機を載っけて、三菱のアウトランダーPHEVみたいに、発電して走れるようにしてしまうことわけだ。日本の潜水艦はこういうのを使っているとか聞いたことがあるし、同様の電車はもうすでにあるんだということだ。

フリーゲージもそうなんだけれど、技術があっても、コスト、需要の関係で採用されないものはたくさんあるんだろう。プラズマの方が画質がいいことはわかっていても、デファクトスタンダードが何になるかで普及の度合いが変わる。そういうのはたくさんあった。ベータもそうだったし、ホームセンターに積まれたインチサイズの材木への違和感もそういう流れのひとつだろう。
もしかすると、そうやって埋れてしまった技術が世界を変えたのかもしれないし、やっぱり、そうでもないのかもしれない。トロンのように、パソコンのOSにはなっていないけれど、組み込みのOSとして世界を支えているし。中には、3Dテレビのように何だったんだろうってのもあったけれど、技術は刮目を生んでしまうので、要る要らない、使える使えない抜きに感激してしまうものらしい。となると、地方紙があんまり細かいことをぬきに、立派な列車がござるんだそうな、うれしい限りじゃないかご同輩と記事を作るのもおかしかないか。
寄り道して考えたんだけれど、そうなると、フライフィッシングの竹竿っておもしろい。基本的な形状は全く変わらないし、革新的なアイデアがあっても、取り立てて外見に奇妙な変化があるわけでもなく。そのことは、案外、その遊びの本質としての性格を示しているように思える。
だから、面白いんだな。