寄藤文平さんの本

デザインの本やらイラストの本など自分には無縁とおもっていたのだが、実は、文字も絵も表現という枠組みの中で扱わないわけにはいかないとも思えて、時々立ち読みする。
数年前からイラストを描く仕事も入ってきて、商売がかっていないことが売りなので作為的にならないようにしているけれど、寄藤さんの本に出会うたびに、自分の仕事にはっきりした形が持てることを実感する。

ラクガキ・マスター 描くことが楽しくなる絵のキホン

ラクガキ・マスター 描くことが楽しくなる絵のキホン

21世紀美術館ミュージアムショップで購入。これ以降、自分の仕事を落書きと表現することになった。こうやって面白がってしまえばいいのだなとはっきり自覚できた本。方法論的なアプローチに行き詰まるとこの本を開く。

絵と言葉の一研究 「わかりやすい」デザインを考える

絵と言葉の一研究 「わかりやすい」デザインを考える

こっちは最近入手した本。どちらかというと表現とは何か、何を表現するのかといったあたりを考えさせてくれる。落書きとは何処か哲学めいた問いかけが先行するように、このところは思っていて、それゆえ自分のやり方に合ってくるのだろう。

よくよく思い出すと、今年初めての新刊本の購入であった。