青年学級・タラ汁

青年学級のコーディネート。
海辺の活動。ビーチコーミングを生かした海辺のインスタレーションを行う。インスタレーションには、ストローカイトを付ける約束事を設定する。動かないものに、動くポイントを付けることで全体の躍動感を出すことがねらい。その効果をグループでどう作り上げるかがポイント。
もうひとつは、タラ汁の調理。ちょっとこれは驚いた。出汁を取らないのだ。完全に、スケソウダラのみ。牛蒡も、葱も、完全に薬味。旨味は肝が出すという感じもある。
一応、メモしておこう。

  1. 1本のスケソウダラをさばく。鱗を丁寧に落とす。内臓をすべて取り出し、肝はよけておく。血合いだの鰓だのをすべて取り除く。そのあと、ブラシを使ってすっかりときれいにする。これで生臭さはほぼ取れるとのこと。
  2. 大きな鍋にお湯を沸かし、全量の2/3の味噌を入れる。いっしょに、肝をちぎって溶かし込む。出汁は要らない。
  3. ぶつ切りにした身を入れる。身が白くなるまで煮立てる。鍋のふたは閉じておく。
  4. 煮立ったら味噌を入れて、かいた牛蒡をふって終わり。

隠し味も何もなかった。そのまま。こつは、どうやらたくさんの魚を調理することで出汁を出すのがいいらしい。1本や2本ではおいしくならないと言われた。いっしょにいた人は、フィンランドでブイヤベースを食べたが、スープはそっくりだったと話した。なるほど、そうかもしれない。
8人で8本食べた。
蛇足的に。たくさん調理できないときには、味の素をたっぷり入れるのだそうだ。手っ取り早く、うまい。

大木金太郎

書き忘れていた。
10月26日死去。
猪木の「力道山門下生がどんどんいなくなっていく」のコメントがせつない。残された猪木の姿に哀愁が感じられた由を見た思いがする。
プロレスが八百長かどうかなどと、ある裁判の関係でYahoo!のアンケートなんかでも話題になっていたが、そもそも八百長は賭にまつわることだし、「プロレスってショーでしょう」なんて、今時「ショー」なんていうことばを使ってステレオタイプを連発する人々とは応酬する気もない。事前の打ち合わせがあろうがなかろうが、プロレスのリアリティはたじろがない。そのリアリティのひとつが、原爆頭突きであった。王貞治とリンクする姿は、どこか昭和の構造を引きずっていた。
合掌。
キム・ドクことタイガー戸口(これも、こと、だが)はどうしているだろう。