香山リカ

これも一気に読んだ。
国を精神症と考えて分析している。
なかでも境界性障害に対する、リミットセッティングの考え方は参考になった。知らず知らずそうした対処をしていたようだ。
大村はまでもそうだが、自覚的に行っていることとそうでないことには大きな差がある。何が大きいかというと、「意志」である。「意志」がない場合には、「起きている」だけのことである。釣りなら「釣れた魚」。ボクらは、魚を意図して釣りたいし、そうでなければ、釣りとは言わない。

<じぶん>を愛するということ (講談社現代新書)

<じぶん>を愛するということ (講談社現代新書)

この本あたりに、現代病理を読み解く一つのパラメーターが提示されているようだ。
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読みながら拾ったことばを電車から携帯で送った。キーボードがあればもっともっとことばを生かせるのにな。