岩井志麻子

あんまり好きではないが、薄かったので。怪異とエロティシズムというか、生と死はエロティシズムの源泉になっているのはバタイユを引くまでもなく、当然。岩井の文章は一人称的なところとそれを利用した幻想と現の境目を曖昧にして、場合によっては身体感覚が皮膚という境界線からはみ出していくような描き方が特徴か。

魔羅節 (新潮文庫)

魔羅節 (新潮文庫)

いつか買おうと思っていたが、何となく。これを読むと、同じ村に諏訪社と鹿島神社があるのがおかしいようにも思うが、それはそれでけっこう面白そうな話だ。
白山(しらやま)系の神社の中でも、能生の白山神社が格式があることがわかった。こういうことで、土地の見え方がかわってくるのは、好きな出来事である。この手の本は基本的に好きなのだが、意外に高価なので、あまり手が出せない。
彼女に言わせると、ボクの旅行は神社仏閣が多いそうで、そうでなければそば屋。