朝日岳登山中止

三男の中学で予定されていた朝日岳登山がこれで2年連続の中止。県内でもこれだけの登山ができる学校は、まず、ほかにない。
やめちゃえばいいっていう人はなんかあるとほかの学校を引き合いに出してマイナスの部分を主張するのに、こういうところだけは、何だが引き算で議論している傾向がある。まったくついていないというのか、それとも元々あまり乗り気ではないのか。いい機会なのだが、どうにもこの実施率の低さは気になる。天候はやむを得ないことでそれはどうしようもないのだけれど。
また、何かぶつぶつ言い出す人も出て来るんだろうなあ。
この中学校というか、この町は学校のサポートが自然になかなかよくできていて、校外学習にスクールバスが出るし、冬期の通学には町がバスを手配している。そのうえ、部活動では隣接する社会体育施設を共用するくらいに使い放題。こんなに恵まれたところはないと思うんだが、そう言ってくれる人も少ないんだよね。そうそう、公民館活動の保険だって町が負担して、極端に言うと、全町民に保険をかけているわけで、その点ではまったくたいしたものなのだ。
中学校が朝日岳に登れるのも、これまでの下地とサポート体制があるからで、立山に登ったことがありますってのをボランティアに使っている多くの学校とは大きく違う。
下見とか言いながら行ってきただけの人も少なくないので、どんなペースでどんな行程が刻めて、どこが無理できて、ここは絶対無理がきかないなんてことをちゃんと読み込めている活動は案外少ないようにさえ感じる。
息子の学校のしおりにあるサポーターを見ると、ボクもいっしょに行きたい気になる。それだけの人の応援を頼める学校自体は実に貴重だと、多くの人にも感じてもらいたい。