一日中打っていた

今日はそば打ちの日。何年か前からこんな感じになった。
散髪屋の親父さんが4キロもそば粉をくださるので、そこんちとご近所、親戚に配る。
今年の粉は吸水がよくない。水を入れても入れてもどこまでも硬いまま。きつい。割れたりもしないのだが、ひとつひとつの動作が重く、つらい。かなり腰の強烈なそばになったはずだ。1.25キログラムの粉に対して700ミリリットル以上の水を入れても全然ずる玉にならない。最初のひと玉に1時間近くかかった。しんどい。のしも、切りもつらい。何とか、最初の10人前くらいを作って水の調子をつかんでからは最初からどーんと水を加えたが、眩暈がしそうだった。
後半は別の粉を使ったが、こちらは素性がよく、水回しもこねものしも全部快調。調子に乗って少し薄く作りすぎてぺらぺらのそばになった。これだけは山芋つなぎ。山芋の香りがよい、いい蕎麦になったと思う。
のりさんところの奥さんにお見舞いと思っていたのに、見かけた人に何となくあげていたら無くなってしまった。ごめんなさい。
今度は鶏卵つなぎをやってみようか。どうせ素人のそばである。プロレス並みに禁じ手には乏しい。