安全ということ

安全について少し気になったこと。
ちょっと聞いた話なので信憑性はわからない。それを前置きにして。
まず、ひとつ。
放課後、それも勤務時間が終了してからの職員室に電話がなる。ある子どもが帰っていないという電話。一瞬にして空気が変わる。ある友だちの家にいることが多いので、担任の先生が電話をかけるが、今日は来ていないという。どこで別れたかも不明。
数人の先生は上着を着て、すぐに探しに出られるように携帯電話を手にとって指示が出るのを待つ。テストに○を付けている先生もことの次第でどう動くかを待っている状態。
電話の横にいた若い教師が席を立った。「お先に失礼します」そのまま帰って行った。
他人事とでも思ったのか。優秀だが、少し見えている幅と価値観の狭隘さが気になっていたがとは、年輩教師の弁。
子どもは直ぐに発見。
次の話。
校外学習の精算をしようとしているが、どうしても数字が合わない。参加者の人数が揃わないのだ。当日の欠席者を差し引いても1名おかしい。参加者が1名多いように見えるのだ。よくよく調べると、事前に欠席を告げていた子が一人抜けていたことがわかる。結局、その日一日参加していなかったらしい。
よく野外体験活動の支援を行うが、いない人をもとにいるはずの人の人数を出すことをできるだけ戒めている。どうしても、幽霊を作ってしまうのだ。いるものをカウントする。それが確認の最も基本。
何もなかったので、何もなかったことにできる事例だ。
あるんだ。そんなことが。いずれも、他山の石としたい。