甥へ違反課長
うーん、これは誤変換だな。違反課長というのが何となく時勢をうまく伝えている。
近所のスーパーの古本コーナーは何となくやる気が無く、漫然と本が並んでいて全部100円。これでは、学園祭の不用品交換なのだが、幸いなことにいくつか本が見つかる。
何となく、池波正太郎と開高健、中原中也と水生昆虫の図鑑を買った。あと、山本周五郎も何冊かあったが、次にした。
赤茶けた本だが、とりたてて本の状態にこだわるほうでもないので、全くもって平気である。鼻くそ、鼻水さえついていなければそれでかまわない。たまったら、また、売ってしまえばいい。(と言っても、ほとんど売ったことはないが)
で、さっそく読了。
- 作者: 池波正太郎
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2000/05
- メディア: 文庫
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印象的なのは、いくつかの勘違いが素通りしながら交錯していくような印象のある「密通」。それと、「あばたの信助」。ほかにも、「おみね徳治郎」「夜鷹殺し」など男と女の情が色濃い巻である。