黒部渓谷

「渓谷」と「深林」の美を発見したのは田部重治とある。故に、冠松次郎も黒部峡谷ではなく、黒部渓谷と表現している。
あまりにも有名な1冊だが、読んでみるといろいろ発見もある。自分自身の資質の変化だろう。ボクが住んでいる町の名が出てくる。ここで、祖父たちは冠に会ったのかと思うと感慨深い。

黒部渓谷 (平凡社ライブラリー)

黒部渓谷 (平凡社ライブラリー)

合わせて、地元の山人が書いた本。ようやく立体的に浮かび上がる風景。ボクには経験が足りぬ。
黒部雑記 (1973年)

黒部雑記 (1973年)

本当はこれではなく、桂書房の「黒部奥山史談」を紹介したいのだが、ない。「黒部雑記」があるというのもうれしいことだが。
はまぞうで知り合いの名前でちゃんと出てくる人があるというのもうれしいことだ。