剱岳点の記

宇治長次郎について少し調べる必要があって、同時に、芦峅ガイドとの違いをことばに置き換えたくて、そして、映画化にあたって知り合いがエキストラというのか、吹き替えまでやるようなので、そのこともあって、珍しく新刊で買ってきた。自宅にあったハードカバーはどこかに行ってしまったのだ。
買ってそのまま、本屋のカフェで少し読んだ。
あ、小島烏水じゃないか。日本山岳会が物語の伏線にあるわけだな。この頃、塚本繁松も絡んでいたのだろうか。それにしても、小島烏水。どこを読んでも出てくる。物語の狂言回しには、木暮理太郎とともに、いいバイプレーヤーを当てたいところだ。
いよいよ、映画のキャストが知りたくなってきた。
で、ちょっと調べると、陸地測量手:柴崎芳太郎が浅野忠信、大山村の山案内人:宇治長次郎が香川照之は特定できた。ほかに、松田龍平仲村トオルとある。それぞれ、小島烏水:松田龍平、仲村は木山あたりか。いや、こっちが生田か。木山は小林薫が似合う。いや、意外に松田が生田で、仲村が小島か。あるいは、新聞記者の牛山か。時としてキャスティングはその俳優の新しい可能性を引き出すこともあり、その点でも興味深い。金作沢に名を遺す金作と、鶴次郎あたりである。
情報を探していたら、やっぱり他にもエキストラで知り合いがかかわっていた。前の映画では足だけと言っていたが、今回は顔を出したいとの思いがあるらしい。*1

ところで、宇治長次郎は、知り合いの山田船頭さんに似ている。

*1:テレビドラマのエキストラをしたことがある。役柄は釣り人である。凝った演技をしてしまいNGを出された。いい芝居が残り、編集時にぎりぎりまであったが、1カットどうしても入りきらずなくなった。引いた画像にははっきり見える。