フライの雑誌8079号

今日、届いた。届いて読んでいると野沢がゴールした。困った。
自分が撮影した写真が豪快に使われている。
いや、なかなか驚くな。
全部、キャノンA−1での撮影。たぶん、標準1本。
ボクは明るいレンズが好きなので、ストロボもたかない。
あの頃は子どもに近かった。
子どもがとても身近にあったように思う。
「風に吹かれて」
意図しなかったけれど、本文にもちゃんとかけるように出現していた。
そういうのが深層意識にあったんだろう。
一昨日電話でちょっとした依頼を受けて、「風の少年団」というのを思いついた。
人はおかしなものだ。どこかであったことばを何となく記憶して、それをうまく使っている。
というのも、昨晩「アランのことば」について調べたいことがあって、大学院の頃に買った本を探した。
最初のことばが、

山は逃げない

であった。冬の立山少年自然の家に立つ佐伯高男氏の姿にそのことばが突いて出た。ちゃんとそこにあったんだな。山は逃げないから、自分の力で挑まなくてはならない。自分の足で近づかなくてはいけない。そういうことだった。
昔、撮った写真も、どこかで今のボクに生きているんだろう。
串田孫一か、熊谷守一かと思わせるイラストもあった。大谷義智という人らしい。きっとその系統の影響があろう。どこかで見たようなオリジナル。
いろんな対比がある。
次男が、
ニュージーランド宇奈月
と笑う。その通りさ。ニュージーランドの人にだったら「そこらへんの川」だって。