植草甚一のことを思い出していたんだ

朝日新聞植草甚一の特集をしていた。
高平哲郎が「何一つとしてエキスパートではなかった」とコメントしていて、それはとてもおもしろいとおもった。実際、そうだろうと思わせるところもずいぶんあって、ジャズの話にしてもナット・ヘントフのライナーを翻訳し紹介しつつ、ヘントフと植草甚一の境界線がぼやけていく感覚がどこまでも続いていて。山下洋輔も文体に影響を受けたと書き、かくゆうボクもその一人には違いないと、今回の記事で納得。もしかすると、ブログ時代に一番いいんじゃないかとさえ思ってみたりもする。