宇奈月温泉

サン柳亭で忘年会。朝、女将に送られて駐車場へ。目の前の烏帽子山に雪がかかっている。
「あら、雪がまた強く」
女将の声が、朝のメリハリを伴って響く、足下に流れる黒部川を見て、不覚にも涙があふれ、頬を伝った。
何に感激したのかはよくわからない。
きっと、そばに誰かがあったのだろうとも思ったが、いや、ボクはここへくるといろいろなものの姿を見つめ、それぞれの姿を感じ取れるのだろう。