おかしな記事だが

今朝、銀行の待ち時間に見た新聞にあった記事。本当なのかなと思わせるが、読み間違いかも知れない。何度読んでもそう読めるので、書いておこう。
自分の子どもの裸の写真を撮影して販売していた人たちのグループが捕まったというのだ。何家族かあって、2歳から12歳までの子どものいかがわしい写真を撮影したものを売ったり、場合によっては写させたりしたという。もののわからない子ども、しかも自分の子どもをそのような被写体にしてしまうとは全くたまらない事件だと思うのだが、発覚の仕方が奇妙なのだ。
この事件は、インターネットで写真を販売したが代金を払ってもらえないとの訴えで警察が情報の端緒をつかんだというのだ。とすれば、警察に訴えたのはその当事者家族で、代金を払ってくれないという不正を訴え出るくらいなので、自分たちの行為については全く疑いがなかったと言うことなのだろう。いや、あるいは、幼い子どもの尻が出ているだけの写真程度だとすれば、そういうものに付加価値を見いだす人間があったにせよ、その程度のものでお金になるならというくらいの思いがあったのかも知れない。それゆえ、他の家族にも呼びかけてやっていたのではないかと推測できる。
本当なのかなと考え込んだが、そういう事件なのだろう。
テレビを見ていたら臨時ニュースというので何が起きたかと心配したら赤坂何とかいう昔ローラースケートで歌っていた人が覚醒剤で捕まったという。それが臨時ニュースを打つほどのことかと思うが、写真の事件のことといい、ニュース速報といい、価値の基準がどこかぶれている印象がある。
報道と芸能。そんなことを考えた。もしかしたら、自分の子どもの写真が高値で取引されることに、例えば、娘がAKB48で踊ったり、子ども店長になったりすることと同じ喜びを感じていたのか、そんな風に思えてしまう。
グーグルの1ページ目にない情報は世界に存在しないのと同じことであるように、ワイドショーで扱われないネタは善悪も良否もなく通り過ぎていくだけになってしまっているのだろう。
だから、スポーツ中継が好きなのだが、フィギュアの偏愛ぶりにはまたまたそこから離れていくものを感じていた。スポーツにエキジビションなど、ない。あるわけない。あっても、そんなもの五輪でやらなくっていい。