実相寺昭雄への追悼

一方、批評家を名乗る切通理作の追悼に寄せる文章はよい。こういうことがあるから新聞は止められない。
かのメトロン星人モロボシ・ダンとの対峙シーン。ああいうものを子どもの頃に見てしまうと、その後の人生がどうなるかは手前の姿を探ればわかりやすい。
「黄昏の原風景」と切通が使うことば。先週、火曜日、まるでフィルターでもかけたような黄昏の観覧車を見た。まるで実相寺昭雄の風景だとその日のブログに掲載している。
しばらくは、実相寺の作品を漁ることで、出会いはありながら深まり合うことのなかった彼との関係を振り返ろう。