そばもん
こういうマンガがあったんだな。知らなかった。
流れのそば職人を軸に展開するそば蘊蓄。
今更、ざるそばともりそばの違いは海苔の有無?なんて話は、何かどうもなあと思うんだけど、こんなものなのかな。
薮蕎麦のたれの辛さも、今更だが、わかりやすく押し付けがましさもなく、普通の展開にしてしまえるのは、マンガの強み。
でもね。蒸籠が「もり」で、例えば、竹笊が「ざる」ってのは違うよ。蒸籠はそばが蒸されて食べられていたときの名残。それをそばの器に使うのは、いわば乙なので、そこらはちゃんと説明しないと。せっかく天麩羅の話をしっかりと描いているのに。池波正太郎の「剣客商売」に出てくる柚切りあたりは蒸籠で出さないとしっきりこないな。
- 作者: 山本おさむ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2009/05/29
- メディア: コミック
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