ことば

ニワトリ有権者

山遊びの先で新潟日報を読むと大塚英志が「考えたくない民意」と「ニワトリ有権者」というなかなか気になり、そして得心できる言い方をしていた。肩書きが、エロ漫画原作者となっていたが、さすが大塚である。この国の民意とやらの浮つき具合を的確に表現し…

とやま

あさ川日記の2月の記事にこういう一文があった。 富山の人は「とやま」を語尾上がりに発音するのだと彼とのつきあいで知った。http://www.furainozasshi.com/2009/02/富山に風が吹いている/ 富山県の人は、なぜか自分の土地の名前をいうときに、その土地が…

卒業式

三男の卒業式。7年間お世話になった高校への感謝の気持ちと、もうひとつは自分自身の卒業式を経験していないこともあって、最後のチャンスと出席した。 自分が卒業するときは、ちょうど受験が重なって卒業式に出られなかった。そのことをことさらに悔しいと…

逆方向って耳障り

栗山英樹が「報道ステーション」のなかで、T-岡田を紹介していたが、彼の特徴は「逆方向」へのホームランだという。 野球で、逆方向とは、左打者ならセンターよりもレフトより差し、いわゆる、引っ張る方向とは反対の方向という意味で、逆方向と言い習わして…

安保反対

安保50年の今日。 自動延長を間近に控えた季節には小学校の低学年だったのか。 教室の後ろでみんなで列を作って安保反対と叫んでいた。何かに反対するときには、そうするものだと思っていたが、大人になるまでにはそういう習わしも消えてしまっていた。てん…

夢をもつこと

昨晩、長男をバス停に迎えに行って待っている間に、ドリカムのステージ。吉田美和はすごいなあ。その場の空気を変えてしまう。歌唱力とか、なんかまあ、そういうことを乗り越えたものがある。 その先へ、と聴きながら、タフだけれども何とか前を向いてきたこ…

テーマパークといっしょか

自衛隊の広報施設。自ら体験している画像が散々流された仕分け人。その施設が無料で、広報費でまかなっているとして言い出したのは、なんたらいうテーマパークに親子で数万円出しても人が押し寄せる、魅力さえあれば人は来る、金は出す。 そんなことはないだ…

普天間の議論

与党と野党の違いをはっきりと浮き彫りにする予算委員会。 昨晩の報道ステーションでは、堀田力氏が閣内不一致とも批判される普天間の迷走について、議論が表に出てくるのは大変いいことでそのために国会をしているわけだから、こうやって問題があることが顕…

俳句ノート

俳句専用、ではないが、俳句用と銘打ったノートがあった。 最近はやっているというのは本当だな。 ボクもぼちぼち思いつきを書いている。 よかったら、読んでください。俳句やら夢の記録やら書いてあります。 風と道草 最近の句で好きなのは 山道で拾うた石…

野次と質問

国会中継が始まった。クルマの運転中にはなかなか飽きない。 今日は参議院の代表質問だったが、野党慣れしていない自民党の声高で居丈高な物言いが、どこが民主議会なのだと、下野したのか野生化したのかわからない品のなさが妙に耳障りであった。一つ一つ、…

イチローを語るときの非論理性

大橋巨泉は、善きにつけ悪しきにつけ、ボクの思想形成、とりわけ少年期のそれに影響を与えたはずだ。 思いこみと予断に満ちた決めつけと、日本だけ合理的な思想から取り残されているという、劣等感のをあおり駆け出したくなるような衝動を巧みにけしかける言…

夏目雅子 俳句

町歩きの途中本屋で「サライ」を立ち読み。 夏目雅子の俳句に出会った。あらためてきれいな人だったんだなと振り返る。 俳句がまたいい。 よそから拾ってきたものだけど。 傾けば冬の夜に温 時雨てよ足元が歪むほどに 湯文字乱れし冷奴の白 青蚊帳にいつしか…

投げかけられたことば

昔の仲間に呼ばれて、河原でビールを飲んでいたのが、昨夜*1。 今しみじみふりかえると、いろんなことばにあふれていた。 ひとつひとつが真剣に向き合っていたことで投げかけられ引き受けられたことば。 いいものだな。約15年かかえてもらっていたことばだ…

出張3日目

今日は増田明美さんの講演。初日は森田知事のあいさつもあり、なるほど千葉県かと感じさせる。まあ、長嶋でも掛布でも、篠塚でもいいんだが。 以前にやはりこういう会議があって、やけに警備が厳重だなと思っていたら、皇太子殿下が登場したことがあった。こ…

コーチング

幕張メッセでの研修会。コーチング理論の理論と演習で1日。 ずいぶんと以前からしばしば人が口にするのを聞いてきたが、系統だってちゃんと話を聞くのは初めてである。少々楽しみで、不安半分である。楽しみはこれまではっきりと定義付け価値付けができなか…

解散総選挙

たぶん「自爆」という源氏名になるんだろうけれど、記者会見の総理のことばにも全く力がない。この人は最後までこうだったな。皮肉っぽく茶化すのはうまいのだが、真っ正面から激しく伝わり貫くことばを使えない。鳩山もそうだけどね。何々しようじゃありま…

まっすぐな道でさみしい

昨日、俳優の梅津栄さんから手紙が届いた。 山頭火の句が書いてあった。 まっすぐな道ほど寂寥感は募る。 曲がりくねった道は期待感が募る。 そんな意味のことを話そうと保育所に行ったのだが、ちょっと失敗した。

研修リソースの活用

ふとそういうことばを思いついた。 ワークショップをノートに記録するふるまい、あるいは、ワークショップの途上をホワイトボードに書くことでシェアリングと問題の明確化を図る。 そういう手法って一般化されているのかな。 案外盲点だったが、いいブレーク…

鶴瓶の番組で

八戸を訪ねているのだが、前田吟が訪ねた家の背景に、山頭火の書があった。 山行水行と題された数行句。ボクがかつてあるものに入れてもらったものだった。 山あれば山を観る 雨の日は雨を聴く 春夏秋冬 あしたもよろし ゆうべもよろし もう15年になるかな…

俳句も悪くないな

ココログを止めてライブドアブログに移動したので、いろいろいじっている。見ると、俳句と言うカテゴリーが170もあった。自作のものもあって、読んでいると案外悪くない。才能はないが、ボクらしさは見える。 足下からくさりゆくいちにち 途方にくれて鳥…

スピーチ

子どもの頃、教室で「今日は、何か発表できましたか」と言われ戸惑った記憶がある。発表というのは、あるまとまりをもった、今の使い方で言うとプレゼンにあたるものだと思っていたボクは、いろいろ話したけれども、発表した記憶はないので黙っていて、先生…

生んでくれてありがとう

誕生日。 おめでとうと話す母に、照れることなく話せた。 父には、遺影だが、感謝を話した。 どこか、どこまでもことばにならない。

柚の木はだか

祖母が子どもの頃に父を呼んでいた言い方。 棘のある柚子の木に裸で登るような子どもということらしい。 無鉄砲か、向こう見ずか、格好付けか、負けず嫌いか。

亡き父に捧げられたことば

俳優の梅津栄が、亡き父に捧げたことば。 悲しみを深く知り、何もかも受け入れ、すべてを笑いと知恵で乗り切ってきた父の姿を自然体と話し、自らも墓碑銘にするということばを伝えてくださった。山頭火の句である。 山の佛には山の花 ありがとうございます。…

今年

いつの間にか暮れてしまった。 もともと、抱負などもたない。 毎日毎日を乗り切るのにせいいっぱいで暮らしてきた。 これからもきっとそうだろうと思う。 家族がそれぞれにしっかりと足を地につけたように一日一日を豊かに暮らせればそれでいい。 来年もきっ…

グレートハント

お馴染みの富山発ポンコツバンドギャグアニメだが、いよいよDVD発売らしい。グレートハント [DVD]出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント発売日: 2008/11/21メディア: DVDこの商品を含むブログ (2件) を見る[rakuten:forestplus:10056168:detail] […

足湯

紅葉を見ようと、三峰、舟川、宇奈月へと走る。 宇奈月で足湯に浸かる。 たくさん、いろいろなところから来ておられるんだな。 やまとやさんのお豆腐を買う。 「油揚げください」 「お豆腐を揚げたこういう厚いやつですよ」 と返された。そうなのだ。油揚げ…

スポーツ報知富山版

スポーツ紙はラーメン屋で読むものと思っていたが、久しぶりに購入。 KNBの武道さんがコラムで本の紹介をしてくださっているとのこと。 素晴らしい文章です。お人柄ですね。 ありがとうございます。 会場を去る小橋選手のように深々とお礼させていただきます…

泰葉

泰葉事件とでも言いたくなるような展開だが、この人のことばには特徴がある。内容を示さずに不快感や怒りだけを並び立てている。こういうタイプの言動と、それへの過剰反応が最近目に付く。20年くらい前からテレビに現れだしたコメンテーターが、何となく…

誕生日

三男の誕生日。 17歳になった。 いい青年になりつつある。 彼の「ありがとう」の響きは人をリラックスさせる。 おめでとう。